学資保険は必要?子育て世帯の教育資金、準備の考え方

「子どもが生まれたら学資保険」とよく言われますが、今は準備の方法がいくつもあります。大切なのは商品選びより先に、「いつ・いくら・どんな方法で」準備するかを決めること。教育資金の考え方を、順番に整理します。
教育資金は「時期」が決まっているお金
教育資金は、老後資金などと比べて「いつ必要になるか」がはっきりしているのが特徴です。特に大きな出費になりやすいのは高校・大学への進学のタイミング。進学先(公立か私立か、自宅か下宿か)によって必要な金額は大きく変わるため、まずはご家庭の希望をざっくり話し合っておくことが第一歩です。
まずは「児童手当」を貯めることから
児童手当は2024年10月分から拡充され、所得制限がなくなり、支給期間も高校生年代まで延びました。第3子以降は月3万円に増額されています。
生活費と分けて、児童手当をそのまま教育資金用の口座に貯めていくだけでも、進学時の大きな支えになります。「受け取ったら別口座へ」を習慣にするのがおすすめです。
学資保険・預貯金・新NISA、それぞれの特徴
- 学資保険:決まった時期にまとまったお金を受け取れる。契約者(親)に万一のことがあった場合、以後の保険料が免除される商品が多いのが大きな特徴。一方で、途中で解約すると払った保険料より少なくなることがあり、物価上昇にも弱い面があります。
- 預貯金:いつでも引き出せて元本割れの心配がない。ただし金利が低いため、お金はほとんど増えません。「使う時期が近いお金」の置き場所に向いています。
- 新NISA(つみたて投資枠など):運用益が非課税で、長い期間をかけて増やすことを目指せる。ただし値動きがあるため、使う時期に元本を下回っている可能性もあります。
選ぶときの3つのポイント
- 使うまでの期間:10年以上先なら運用も選択肢に。使う時期が近づいたら、値動きの少ない方法に移していくのが基本です。
- 「万一」への備えを兼ねたいか:親の死亡保障を別の保険で十分に備えているなら、学資保険の保障部分は重複することもあります。
- 続けられるか:どの方法も、途中でやめてしまうと効果が薄れます。家計に無理のない金額で、自動的に積み立てられる仕組みにしましょう。
まとめ:学資保険は「必要か」より「家計に合うか」
学資保険が向いているご家庭もあれば、児童手当+預貯金+新NISAの組み合わせが合うご家庭もあります。今の保険の内容や家計全体と合わせて考えると、ムダのない準備ができます。「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
よくある質問
学資保険に入らないといけませんか?
必ずしも必要ではありません。児童手当を貯める、預貯金や新NISAを組み合わせるなど、ご家庭に合った方法で準備できます。
教育資金はいつから準備すればいいですか?
早く始めるほど毎月の負担は小さくなります。まずは児童手当を別口座に貯めることから始めるのがおすすめです。


